雪印メグミルクの海老名工場(神奈川県海老名市)で製造された学校給食用の牛乳を二十三日に飲んだ川崎市や厚木市の小中学生が味に違和感を訴えた問題は二十四日、相模原市や東京都内でも違和感を訴える児童・生徒の数が増え、三千人超になった。厚木市などで百人以上の児童・生徒が下痢や吐き気などの症状を訴えた。神奈川県が食品衛生法に基づき工場に立ち入り調査したが、製造工程での異常や衛生状態の問題はなく、牛乳との因果関係は判明していない。 同県内では同日、相模原市の市立小中学校十九校の児童・生徒三百五十五人が二十三日の給食に出された牛乳の味に違和感を訴えていたことが相模原市教育委員会の調査で分かった。二十三日に違和感を訴えた児童・生徒が続出した川崎市と厚木市の市立小中学校では、訴えがさらに増え、川崎市では五百十二人増の千百五十五人、厚木市では五十九人増の二百四十五人になった。 都内では、国分寺市教委が二十四日