岩手県遠野市内の小学校1校で、20日に提供された給食のビーンズシチューにガラス破片が混入していたことが分かった。 児童が皿にスプーンを入れた際、カチッと音がしたため、すくい上げて分かった。児童にけがはなかった。26日の市議会全員協議会で報告された。 報告によると、ガラス破片は透明で、1辺が約1センチ、厚さが3ミリの三角状。シチューは市総合食育センターで調理されたが、小学校やセンターのガラスに破損がないことなどから、市はシチューの食材の製造業者8社に製造過程で問題はなかったか問い合わせている。 市の学校給食では今年5月、ばんそうこうやビニール片など3件の異物混入が相次いで発覚。以降も缶詰の切りくずや極小の石など7件、毛髪6件、小さな虫7件の異物混入が学校から報告されている。市は「目視確認強化などこれまで以上に安全衛生管理の徹底に努める」としている。