(症例1) 平成14年10月20日札幌市にて摂食者3名、中毒3名。摂食直後に口の痺れ、後吐気、嘔吐、腹痛、下痢を起こした。スイカ接木苗の台木のユウガオが伸びて実をつけたので食べたためによる。 (症例2) (ヒョウタンとの誤食による中毒)平成11年9月、東京都で3人が夕食の味噌汁にユウガオと思われるものを入れたものを喫食し、6~7時間後に全員が嘔吐、下痢の症状を呈した。家庭菜園で収穫された残っていた果実を観察したところ、ユウガオではなくヒョウタンであると思われ、定性分析でククルビタシンDのRf値に一致するスポットが得られた。また平成21年8月にも都内飲食店でヒョウタンを含んだ料理を提供し8名が嘔吐、吐き気、腹痛、下痢を引き起こした。 (症例3) (ユウガオ中のククルビタシン高含量による中毒) 平成20年7月、山形市内の家族3人(30代の母親と小学生2人)がユウガオを食べて食中毒になった。3人
オーストリア保健・食品安全局(AGES)は10月21日、「なぜヒョウタンは食べられないのか?」を公表した。概要は以下のとおり。 ヒョウタンを含むウリ科植物は世界中で各国固有のものがあり、広く利用されている。数千年の間に、ヒトは苦い野生植物から、苦みの少ない品種を選択して増やしてきた。ウリ科植物には、きゅうり、かぼちゃ、ズッキーニ、メロン及びすいかが含まれている。 すべてのうり科植物が食べられるのではない! 観賞用ウリ科植物((独)Zierkurbisse)は苦み成分を含んでいる。 観賞用ウリ科植物は苦み成分であるククルビタシンを含んでいる。この物質は嘔吐と下痢を伴う重篤な胃及び腸不全を引き起こす可能性がある。この植物毒は、非常にまれに死亡に至るほどの食中毒を招くことがある。ククルビタシンはウリ科植物及びゴマノハグサ科(例えば、オオバコ)に含まれる苦み成分である。ククルビタシンは四環式テルペ
大阪・茨木市の小学校で2日、授業中に食用ではないひょうたんを食べた17人の児童がおう吐や腹痛などの症状を訴え、このうち3人が病院で手当てを受けました。 いずれも症状は回復しているということです。 茨木市教育委員会によりますと、今月2日、茨木市の小学校で4年生の理科の授業中に、ひょうたんを観察した際、教諭がひょうたんを数センチほどに切り、希望した28人の児童に食べさせたということです。 このうち17人がおう吐や腹痛などの症状を訴え、3人は病院で点滴などの手当てを受けましたが、症状は回復しているということです。 教育委員会によりますと、児童が食べたひょうたんは、食用ではない「千成(せんなり)ひょうたん」で、おう吐や下痢などの症状を引き起こす「ククルビタシン」が多く含まれているということです。 教諭は「子どもたちが育てたひょうたんなので味見させた」と説明しているということで、茨木市教育委員会の田
札幌市は26日、市内の60代女性が有毒成分を含むユリ科の植物「イヌサフラン」をミョウガと間違えて食べ、腹痛や嘔吐など食中毒の症状を訴えて病院に搬送されたと発表した。現在も入院中という。 札幌市によると、女性は23日昼、姉の自宅の庭に生えていたイヌサフランの球根を、姉と一緒にゆでて食べた。姉はすぐに吐き出したため、体調に異常はなかった。 食べた残りを北海道立衛生研究所が鑑定し、イヌサフランと確認。「コルヒチン」という有毒成分を含み、誤食して重症になると呼吸困難で死亡することがあるという。 イヌサフランは園芸植物として球根などのかたちで流通しており、市はホームページなどを通じ、間違って食べないよう注意喚起している。
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