少し前に週刊東洋経済の年金特集のなかで批判された鈴木亘氏がご自身のブログで反論を行っています。同誌上での反論は拒否されたのは残念ですが,こうして公開の場で議論が行われるのは有益なことだと思います。 週刊東洋経済への反論1 「未納の増加で年金は破綻しない」(上) 週刊東洋経済への反論1 「未納の増加で年金は破綻しない」(下) 反論の内容については,なるほどと思うところと違和感を感じるところが両方あります。厚労省あるいは社会保障国民会議によるシミュレーションはその計算の詳細が公表されていず恣意的である可能性が高いし,厚労省にとっては年金財政という省益を守るために恣意的な結果を導く動機がある,という指摘については,個人的には分野は違いますが要介護認定判定の件があるので一部同意せざるをえません。恣意的なシミュレーションが行われている可能性にを否定するためには,ロジックを公開して専門家の監視対象にす