待機児童の解消のため、保育所の子ども1人当たりの部屋の広さを基準より狭くすることが特例で認められていることに対して、「保育の質が下がる」と特例の廃止を求めている団体が、28日、都内の保育所で、本来の広さと狭い状態では保育の内容にどんな違いがあるかを比較する実験を行いました。 認可保育所は、児童福祉法で、子ども1人当たりに最低限必要な部屋の広さが年齢ごとに定められていますが、待機児童が100人以上で地価の高い市と区では、去年からこの基準より狭くすることが特例で認められています。 これに対して、保育士や保護者などでつくる全国保育団体連絡会は「詰め込みは子どもの健やかな成長に影響を与え、安全の確保も難しくなり、保育の質が下がる」として、特例の廃止を求めています。そして、本来の広さと狭い状態では、保育の内容にどんな違いがあるかを確認するため、28日、東京・杉並区の認可保育所で実験を行い、その様子を