熊本市の男女共同参画推進条例が市議会で可決される際、自民党とくまもと未来の提案で大幅に修正されたことについて、市民団体「男女共生社会を実現するくまもとネットワーク」が7日、市現代美術館で集会を開き「基本理念を骨抜きにした可決に抗議する」と訴えた。条例の見直しを求める要請文を、近く市議会に提出する。 男女共同参画推進条例をめぐっては、昨年12月の熊本市議会最終日、自民とくまもと未来が「男らしさや女らしさが分かるようにした方がいい」などと主張して提案した修正案が賛成多数で可決された。原案にあった「性別による固定的な役割分担意識」の文言や、セクハラ(性的嫌がらせ)、ドメスティック・バイオレンス(配偶者などによる暴力)の定義が削られ、「日本独自の伝統と文化を尊びながら」などの文言が追加された。 集会では、修正案に反対した市民連合の議員や市職員が条例案の検討段階から修正可決に至る経緯を説明。「(