韓国・ソウル(Seoul)市内で掲示された韓国語の文字の前に立つ男の子(2014年10月28日撮影)。(c)AFP/JUNG YEON-JE 【11月6日 AFP】北朝鮮と韓国間の対話が順調に進んだためしはないが、平壌(Pyongyang)で現在協議を行っている双方の言語学者たちは、南北朝鮮の人々が少なくとも同じ言葉を話せるようにすることで、物事を正しい方向に進めようとしている。 北朝鮮と韓国間でのイデオロギーの統一は難しくとも、広がる言葉の溝の橋渡し役となる統一朝鮮語辞書を作ろうとの25年におよぶ試みは、現在追い込み段階にある。先週には韓国の言語学者や辞書編集者の一団が、5年ぶりとなる北朝鮮側との協議のため、平壌入りした。 「非常に重要な作業だ」と語るのは、韓国側の編集責任者ハン・ヤンウン(Han Young-Un)氏。韓国側で進む言葉の多様化が、いつの日か南北統一が実現した際に、厳戒態
北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの両親が、先週、モンゴルで、めぐみさんが北朝鮮で産んだ娘のヘギョンさんと初めて面会したことが関係者への取材で分かりました。 関係者によりますと、拉致被害者、横田めぐみさんの両親の滋さんと早紀江さんは、先週、モンゴルで、めぐみさんが北朝鮮で産んだ娘のキム・ヘギョンさん(26)と初めて面会したということです。 めぐみさんの両親とヘギョンさんとの面会は、過去に政府内で検討されたことがありましたが、両親は「孫に会いたい気持ちはあるが、ヘギョンさんが北朝鮮当局に『母親は死亡した』と言わされるおそれがある」として、これまで面会には慎重な姿勢を示していました。 ヘギョンさんは北朝鮮に住んでいることから、今回の第三国での面会は、北朝鮮当局と日本政府との間で調整が行われた結果とみられ、めぐみさんの消息について、両親とヘギョンさんの間でどのようなやり取りがあったか注目されます。
12月3日、韓国の情報機関・国家情報院が、「北朝鮮の張成沢(チャン・ソンテク)・国防副委員長(党行政部長)が失脚した可能性が高い」ことを明らかにし、北朝鮮ウォッチャーを驚かせた。張成沢は金正恩(キム・ジョンウン)第一書記の叔母の婿にあたる人物で、金王朝ロイヤルファミリーの一員として、突出した政権ナンバー2のポジションにあったからである。 北朝鮮側から一切の公式発表はなく、現地点ではその真偽は断定できないが、朝鮮中央テレビは7日、張成沢の出演場面をカットした記録映画を再放送した。彼の失脚はおそらく事実と見ていいだろう。韓国の統一部、国防部、国家情報院などによれば、韓国が掴んだのは以下のような情報だ。 「9月中・下旬頃から張成沢失脚情報があった」 「11月下旬に、張成沢の側近である李龍河(リ・ヨンハ)行政部第1部長と張秀吉(チャン・スギル)副部長が公開処刑され、そのことが内部で通知された」 「
在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)機関紙、朝鮮新報(電子版)は12日、北朝鮮で「反共和国敵対犯罪」により有罪判決を受け服役していた米国人男性ペ・ジュンホ氏の健康状態が悪化し、刑事施設から病院に移送されたと報じた。 ペ氏は「米政府が積極的に努力し、私が帰れるようにしてほしい」と述べ、釈放実現のために米政府高官の訪朝を求めた。 ペ氏は韓国系米国人とされ、昨年11月、北朝鮮北東部の経済特区、羅先に入り拘束された。今年4月、最高裁で労働教化(懲役)15年の判決が言い渡され、5月から「特別教化所」に収容された。 ペ氏の身柄が病院に移されたのは今月5日。服役中の農作業で腰を痛め、手もしびれるという。担当医は、胆石症などの症状も出ていると説明した。訪朝前に94キロあった体重は、71キロまで減った。(共同)
「北朝鮮について何でも答えます」脱北した女性、海外掲示板で波乱万丈な体験を語る 日本にいても、北朝鮮の実情となるとわからないことばかりですが、欧米人にとってはなおさらです。 北朝鮮で生まれ育ち、訳あって亡命した女性が、「何でも聞いてください」と海外掲示板で質問に答えていました。 とても興味深い内容だったのでご紹介します。 「私は北朝鮮の平壌で生まれました。父は政府の仕事をしており、家族は北朝鮮では裕福な方でした。 17歳のとき(2006年)に、父にトラブルがあり強制労働収容所に送られました。母と妹と私はその時に中国へ亡命しました。その後3人の中国人男性に買われ、彼らの妻となりました。私は山東省の田舎で20歳年上の男性と結婚し、その1年後、一時的な居住ビザを得ました。 2年目に息子を生み、夫は昨年亡くなりました。息子を彼の家族に預けて近隣の都市に移りました。その後すぐ中国を出てマカオに移り、
【ソウル=中野晃】国際的ハッカー集団「アノニマス」が4日、「初めて北朝鮮に攻撃を加えた」との声明を出した。北朝鮮の「わが民族同士」など複数のサイトがサイバー攻撃を受け、一部では、金正恩(キムジョンウン)・第1書記を西遊記の猪八戒に模した「指名手配」写真が表れる状態になった。 声明は「核の野望の放棄に加え、最高指導者金正恩氏の辞任を求める」と主張。北朝鮮内部にも協力者がいるとし、「我々の目標は自由、平和、民主主義だ」と強調。さらなる攻撃も示唆している。 北朝鮮は3月にも朝鮮中央通信などのサイトがサイバー攻撃で接続できなくなった。正恩氏を題材にした今回の攻撃に、北朝鮮は強く反発しそうだ。 一方、アノニマスは「わが民族同士」に会員登録していた数千人の韓国人らの個人情報も公開。同サイトは韓国側から「反国家団体の宣伝物」(韓国政府関係者)とされ、国家情報院などが国家保安法違反容疑で捜査に乗り出
【動画】北朝鮮から日本へ=竹花徹朗撮影北朝鮮から脱北し生活してきた経験を手記として出版したリ・ハナさん。手記は続けてきた自身のブログを元に書かれた=大阪市、竹花徹朗撮影 【武田肇】背中に警備兵の影を感じ、凍りかけた泥に足を取られながら全力で走って中朝国境の鴨緑江を越えた。2000年11月、18歳だった。両親が生まれた国、日本にたどり着き、自殺用のカミソリを捨てたのは23歳。それから7年、「脱北者」の女性が巣立ちの時を迎えようとしている。 関西学院大4年生のリ・ハナさん(30)=ペンネーム、大阪市。北朝鮮・新義州で生まれた。中国東北部での約5年間の潜伏生活を経て関西空港に降り立ったのは05年11月。北朝鮮へ送還されたら自殺するつもりだった。その後、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の推薦を受けて同大学に入学。今春、卒業の見通しだ。両親は60〜70年代に相次ぎ北朝鮮に帰国した在日で、自
清津港(奥)を見下ろす高台にのぼり、笑顔で当時の様子を語る全国清津会の坂口三郎さん(右)=2012年8月31日、岩下幸一郎撮影 【清津(チョンジン)=北朝鮮咸鏡北道(ハムギョンプクド)=大貫智子】終戦前後に現在の北朝鮮地域で死亡した日本人の遺骨収集などを目指して訪朝中の「全国清津会」のメンバーが31日、北朝鮮北東部の咸鏡北道清津市を訪れ、少年時代を過ごした町を懐かしんだ。 清津市は日本海に面し、日本植民地時代は日本企業の製鉄所などがあり、工業都市として栄えた。この日訪れたのは、市内中心部や市南部・羅南(ラナム)地区にある旅館や写真館、家屋など。北朝鮮側によると、いずれも日本植民地時代に建設されたという。清津市内を一望できる展望台にも上った。 羅南で10代半ばを過ごした清津会の坂口三郎さん(85)は当時の地図を見ながら、あちこち指をさし、「大通りから一歩入れば当時と変わっていない。来られて良
関連トピックス北朝鮮金正日 北朝鮮にスロットマシンなどを不正に輸出したとして、栃木県警と横浜税関は27日、韓国籍の会社役員福田実(韓国名・姜進赫、キョウ・シンカク)容疑者(82)=宇都宮市上戸祭町=ら男女3人を外国為替法違反(無承認輸出)の疑いで逮捕し、発表した。いずれも容疑を認めているという。 福田容疑者のほかに逮捕されたのは、会社役員今井温(はるあき)容疑者(67)=東京都昭島市中神町=と、韓国籍の会社員李僖●(●は赤赤、リ・ヒジョン)容疑者(31)。 県警によると、3人は共謀して昨年8月25日、中国所在の貿易会社からの発注を受け、栃木県内で調達したスロットマシン約200台やボウリングのピン約100セットなど(輸出申告価格594万6千円)を経済産業相の承認を受けないまま、横浜港から中国・大連経由で北朝鮮に不正に輸出した疑いがある。
大阪市東成区の在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)大阪府本部前では13日午後、在日本大韓民国民団の約70人が「国際社会の中止要求を無視した暴挙を断固糾弾する」とシュプレヒコールをあげた。 朝鮮総連府本部は取材に「人工衛星の打ち上げはどの国にも国際法で保障された権利だ。失敗は残念なこと。在日への危害や差別助長がないよう冷静に対処してもらいたい」とした。府内の朝鮮学校の校長によると、児童生徒への嫌がらせなどを防ごうと、今週から登下校に教師が付き添ったり、保護者が送り迎えをしたりしているという。 東北アジアの人権をテーマに活動しているNPO法人「コリアNGOセンター」(大阪市生野区)の事務局長で、在日3世の金光敏(キムクァンミン)さん(40)は「周辺国に軍事挑発とうつる北朝鮮の行為は容認できない」とするが、「在日は、理性を欠いた大騒ぎをする日本社会にもうんざりしている」と胸の内を明かす。「国際協
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