観測しよう 金星の太陽面通過の観測方法や、観測にあたっての注意点をあげておきましょう。 必ず太陽を減光! 当然のことですが、太陽をまともに見ると失明の危険があります。日食の場合なら木もれ日を使ったり、ピンホール(小さな穴)を使って観察する方法もありますが、太陽面通過の場合は金星の大きさが小さ過ぎて、これらの方法は使えません。肉眼で観察する場合は、太陽観察専用の日食グラスや日食メガネを必ず使用してください。 また、双眼鏡や天体望遠鏡の場合は、対物側に太陽観測用のフィルターを取り付けます。屈折式天体望遠鏡の場合は、太陽投影板を使用して観測することも可能です。ただし、機種によっては太陽投影板を取り付けられないこともあります。 肉眼で観察する場合も、双眼鏡や天体望遠鏡を使って観測する場合も、日食ページで紹介した太陽を減光しようをお読みください。もしよろしければ日食グッズを買っちゃおうのペー
6月6日の朝から昼すぎにかけて、地球から見て金星が太陽の手前を通過する「太陽面通過」が起こり、日本全国で始めから終わりまで見ることができる。日本で見られるものとしては2004年以来8年ぶり。次回は105年後の2117年12月11日という珍しい現象なので見のがせない。 夜空では点に見える金星も、地球から見た直径は太陽のおよそ30分の1あるので、太陽面を背景にした黒い金星の姿は拡大しなくても確認できる。 太陽光を肉眼やサングラスごしに見ると目を傷めるおそれがあるので、安全な観察のための情報に注意し、必ず太陽観察グラスなどを使って観察しよう。5月21日の日食で使ったものをここで役立てるのも◯。 東京での開始時刻は7時10分、終了は13時50分ごろとなる。 この解説は「アストロガイド 星空年鑑 2012」より抜粋しました。 「アストロガイド 星空年鑑 2012」は注目現象の見どころや毎月の星空のよ
2004年6月8日、日本では130年ぶり、世界的にも122年ぶりに、金星が太陽面を横切る現象がありましたが、全国的にお天気が悪かったようです。それから8年が経ち、2012年6月6日、21世紀では最後の「金星の太陽面通過」を迎えます。いま、世界に生きている人々にとって、おそらく人生最後の観望チャンスです。次回は105年後、2117年12月11日まで起こりません。 国立天文台が撮影した金星の太陽面通過 今回の金星の太陽面通過に関して、国立天文台が撮影した画像をまとめました。岡山天体物理観測所 65cmクーデ型太陽望遠鏡で太陽投影板に映した太陽像の動画をはじめ、「ひので」から見た金星の太陽面通過、電波で見た太陽面通過、石垣島で撮影された速報画像などをご覧になれます。 国立天文台が撮影した金星の太陽面通過 用語について 地球から見て、金星や水星が太陽の前面を横切る現象を「日面経過」あるいは「太陽面
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