若年層に増加中、手を使わない自慰主因「射精障害」 EDタチのいい話、悪い話 タチが悪くなる性障害には、性欲低下やED(勃起障害)がある。が、シッカリ勃っても満足のいく性交に至らないケースが若年層に増えている。 健常な人の性行動は、性欲→勃起→射精とすんなり進むが、肝心のフィニッシュのところがうまく決まらない。いわゆる「射精障害」だ。 器質的な異常には、膀胱側へ射精してしまう「逆流性射精」(射精感はあっても精液が外に出ない)がある。が、最も多くを占めるのは、間違ったオナニーの習慣が原因で起こるケース。女性の膣内では射精できない「膣内射精障害(遅漏)」や我慢できずに早く射精してしまう「早漏」だ。 「ここ10年で増加が顕著なのが膣内射精障害。当院の性障害数では、すでに早濡を抜いて、EDに次いで2位にランクされたこともある」と話すのは、「あべメンタルクリニック」(千葉・浦安)の阿部輝夫院長(日本性