イスラム教徒の女性の服装。左上から時計回りに、ヒジャブ、ニカブ、ブルカ、チャドル(2009年6月19日作成)。(c)AFP/(LtoR)CRIS BOURONCLE/FAROOQ NAEEM/BEHROUZ MEHRI/FARZANA WAHIDY 【5月1日 AFP】フランス政府が導入を検討中の、イスラム女性の全身を覆う衣装「ブルカ」や顔全体を覆う「ニカブ」の公共の場所での着用を禁止する法案について、仏紙フィガロ(Le Figaro)は前月30日、女性に着用を強制した者に最高1年の禁固刑および罰金1万5000ユーロ(約190万円)が盛り込まれると報じた。 一方、着用した女性本人に対しては、罰金150ユーロ(約1万9000円)を科すという。法案は7月に議会に提出される見通しだという。 フィガロが入手した草案のコピーは、「何人も、顔を隠す目的の衣服を公共の場で着用することを禁止する」とし、「
【パリ福原直樹】フランスで、イスラム教徒の女性(31)がヘジャブ(かぶりものの総称)の一種で目だけを出すニカブ姿で車を運転し、「視界を遮る」として交通違反で摘発された。女性側は当局を人権侵害で告発したという。ニカブやブルカ(ヘジャブの一種で顔をすっぽり覆う)の全面禁止法案を巡る国会審議を前に、政治問題に発展する可能性もある。 関係者によると、女性は今月初め、仏西部ナントで車を運転中、警官に停止を命じられ22ユーロ(約2800円)の罰金を科された。警官は「あなたの国の事情は知らないが、フランスの事情は違う」と発言。女性は「私はフランス人だ」とニカブを外したという。 女性の弁護士は「フルフェースのバイクヘルメットの方が視界を遮る」と反発。AFP通信によると、政府幹部は「女性の夫はアルジェリア出身で、(原理主義者に多いとされる)複数の妻を持っている可能性がある。調査次第で(原理主義者の疑いが強ま
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