ここは耐えるしか…… 奈良公園「鹿の角きり」始まる2008年10月12日0時51分印刷ソーシャルブックマーク 逃げる鹿を追いかける勢子=奈良市の鹿苑鹿の角にかかったロープを引っ張って捕獲する勢子=奈良市の鹿苑捕獲され、運ばれる鹿。これから角を切られる=奈良市の鹿苑捕らえられ、角を切られる雄鹿=11日、奈良市、南部泰博撮影 奈良市の奈良公園・鹿苑(ろくえん)でで11日、江戸時代から330年余続く伝統行事「鹿の角きり」が始まった。約1500人の見物客が歓声をあげた。 発情期の雄鹿が長さ40〜50センチに伸びた角で互いを傷つけたり、人に危害を加えたりするのを防ぐ目的。「勢子(せこ)」と呼ばれる黒い法被姿の5、6人が竹製の捕獲具を手に追い込み、組み伏せられた鹿の角を神官姿の男性がのこぎりで一気に切り落とした。 期間中50頭余の角が切られる。主催する「奈良の鹿愛護会」の池田佐知子事務局長は「見せ物で