日本ハムのドラフト1位・吉田輝星投手(18)が12日の広島戦(札幌D)で初登板初先発デビューする。2軍では、最大の武器である伸びのある直球を中心とした投球スタイルを貫き、早期デビューにつなげた。一方、吉田輝とともに「高校BIG3」と称された中日1位・根尾昂内野手(19)、ロッテ1位・藤原恭大外野手(19)は現在2軍調整中。3人の“現在地”を報告する。 中日・根尾は大きな壁をぶち破ろうと必死だ。現在ウエスタン・リーグの規定打席到達者の中で、いずれもワーストの打率1割4分9厘、55三振、11失策。45試合で1本塁打、12打点と思うような結果は出ていない。小笠原2軍監督は「彼は今、一歩ずつゆっくり色んなことを覚えている過程だから」と表現した。 高校時代に投打二刀流で注目され、ドラフトでは4球団が競合した逸材。1月に右ふくらはぎ肉離れ、4月に左手人さし指を負傷し戦列を離れた。プロとして1年間を戦う