「検察リーク」は存在するのか(1/4) 「検察リーク」が問題となっている。「検察リーク」についての世間のイメージはどんなものだろうか。 捜査情報が日々、メディアに垂れ流されているというイメージだろうか。 否。多くの読者は、メディアが“ありがたみ”を感じないような情報の垂れ流しなど、検察はしないと思っているだろう。検察は、メディアを情報操作するために情報を小出しにし、さらに、検察批判の報道があろうものなら、特捜部、地検、法務省への出入り禁止処分を課すので、報道は、勢い、検察寄りになる。それが「検察リーク」の実体だと考えているのではないか。 ○検察の“言うがまま”を報じてはいないだろう 「検察リーク」はあるのか、ないのか。ロッキード事件を担当した元特捜検事・堀田力氏は、リークはないと断言する(1月26日付け読売)。 他方、週刊朝日(2月5日号)には、東京地検特捜部の「関係者」の証言とし