前にゲーム業界に衝撃が走るというようなことを煽りとして書いたが、実は、モバイルソーシャルアプリを支える技術的基盤をあらわす理論が日本のゲーム業界にはある。立命館大学のサイトウアキヒロ教授の提唱するゲームニクス理論である。サイトウ先生は世界に広がり、年間1 兆円を越える利益をたたきだす任天堂の成功の秘密はゲームニクス理論であるというのが持論である。こういうノウハウの塊みたいなものに理論という枠組みを与えて普遍的な思考の基本部品にしようとする人を私は大変尊敬するのであるが、モバイルソーシャルアプリの中身はまさにゲームニクスそのものである。 ゲームニクスとは「ゲーム」と「ニクス(エレクトロニクス、のニクス)」を組み合わせた、サイトウ教授による造語である。ゲームをゲームの面白さとゲームの遊びやすさに分け、ゲームの面白さを創り出すのがゲームデザイン、ゲームの遊びやすさを作るためのノウハウの集大成が「