電気通信事業者4団体が、インターネットのヘビーユーザーに対する使用制限のガイドラインを公表した。いわゆるデータ量が増え通信速度が遅くなる「ネット渋滞」を緩和するためだが、ヘビーユーザーは利用者全体の約1%にもかかわらず、バックボーン帯域(配信能力)の約50%を消費しているのだという。 ファイル交換ソフトは数千倍のトラフィックを占有する ヘビーユーザーとは、ファイル交換ソフト「ウィニー」などを代表とする「P2P」(ピア・トゥー・ピア)利用者。日本インターネットプロバイダー協会など電気通信事業者4団体が2008年5月23日に発表した「帯域制御の運用基準に関するガイドライン」によれば、インターネット利用者全体の約1%のユーザがファイル交換ソフトを利用していて、バックボーン帯域の約50%を消費。ファイル交換ソフトユーザー(24時間以内にP2Pトラフィックが1Mbyte以上あったユーザとして測定)の