なぜ船は港に「放置」されたのか? レバノン爆発、謎だらけの「硝酸アンモニウム2750トン積載船」元船長が語る─だからこんなことに 8月4日、レバノンの首都ベイルートで起きた大規模な爆発は、倉庫にあった2750トンの硝酸アンモニウムが原因だと言われている。港に停泊していた多くの船も損傷を受けた Photo: Daniel Carde / Getty Images 8月4日にレバノンの港で起きた爆発事故の原因となった船「ロサス」について、元乗組員らは、船の所有者はハバロフスク出身のイーゴリ・グレチュシキンという人物で、彼は現在キプロスに住んでおり、この船は実質的に捨てられたと話している。 ロサスは、ジョージアのバトゥーミからモザンビークまで硝酸アンモニウムを運んでいたが、2013年に船の故障によりベイルートに停泊。荷をチェック後、検査官が船と荷を港に停泊させたという。 差し押さえられた2750