メキシコの首都メキシコ市ソチミルコ地区で、倒壊した建物の前を歩く地元住民(2017年10月4日撮影)。(c)AFP/Ronaldo SCHEMIDT 【10月19日 AFP】先月19日にメキシコで発生したマグニチュード(M)7.1の地震から1か月。この地震により、首都メキシコ市(Mexico City)を中心に369人が死亡し、8000戸以上の建物が損壊または全壊。 全域にわたって破壊の爪痕が残った同市では、富裕地区も貧困地区も被災したが、その後の住まいの確保は概して、貧富の差によって明暗が分かれている。 住む場所を失った被災者数に関する公式の統計はないが、現在もおよそ600人が避難所生活を送り、さらに多くの人々が身内や知り合いの家に身を寄せている。 メキシコ市の中でも裕福な地区、ローマ(Roma)やコンデサ(Condesa)の住民の間では、近隣地区にある住宅の購入・賃貸ラッシュが発生し、