AIやロボットによって、今後20年ほどで、今ある職業のおよそ半数が奪われてしまう、という英オックスフォード大の予測があります。人間の仕事が失われるということは悲観的に捉えられがちですが、技術革新とともに迎える未来は本当に暗いものなのでしょうか。人間にはない、テクノロジーの力を活用すれば、私たちが抱える問題が解消されるかもしれません。 その可能性を信じてAIの活用に挑戦しているのが、和歌山県和歌山市にあるコミュニティFM局「エフエム和歌山」です。2008年に開局し、約50万人の聴取可能人口に向けて地元のニュースやオリジナル番組を放送しています。 同局のクロスメディア局長・山口誠二さんは2017年7月、アマゾンウェブサービス(AWS)の人工知能サービス「Amazon Polly(アマゾンポリー)」を活用して放送を行う仕組みを開発。AIアナウンサーの誕生として、大きな話題を呼びました。開発に至っ
