常識破り、型破りの発想で未来技術を切り拓くのは、クレイジーエンジニア。今回は、業界シェアトップを占める携帯電話用の動画変換サーバを世界に送り出す富田拓朗氏を紹介する。カリスマプログラマとして、CGアーティストとして世界的な評価を受ける最先端ネットワーク・テクノロジーの発想は、いかにして生まれたのか。 10年以上前に、既にWebシステムを請け負う会社を仲間と設立、インターネットシーンの最前線を走っていた。機械語を含む10以上のプログラミング言語を自在に操るプログラマ、ITコンサルタントとして活躍してきた。そんな富田氏のもうひとつの顔が、CGアーティストだ。手がけた作品はニューヨーク3Dアワードや日本賞外務大臣賞など多数の受賞歴を誇る。リクルート発行『TECH B-ing』で、1998年10月号から2003年3月号まで、表紙のCGを作成していたのが、実は富田氏だった。 小学1年でNEC TK8