私たちの身体の悩みは様々ありますが、国民生活基礎調査によりますと、身体で困っている症状の第1位は腰痛で、約10%の方が腰痛で困っていると回答しています。痛みが強くなると日常生活もつらいものとなり、仕事を休んだり場合によっては辞めざるを得なくなる方もいます。 痛み自体も気分を落ち込ませますが、思うように仕事や家事ができなくなることで、経済的な心配や、今後の人生について不安に思うなど、先が見えない暗い気持ちに覆われてしまい、人生の質が低下してしまいます。 腰痛を早期に解決しないと、不安や閉塞感など心理的な要因も絡んで、痛みは増幅され、次々と連鎖をして行き、大変な状態となってしまいます。『看護師の腰痛体験記』を読まれるとその大変さがよく理解できると思います。しかし、もつれた毛糸のようにこんがらがった腰痛でも、筋筋膜性疼痛症候群の視点で地道に治療して行けば確実に改善する事もおわかり頂けると思います