「TIPS:[ASP.NET]チャート・コントロールを使うには?(環境設定)」で紹介したように、チャート・コントロールは実にさまざまなチャートの描画に対応しており、おおよそ日常的な業務で利用する大部分のチャートを作成できる。本稿では、その中でもロウソク・グラフ(Candlestick)を作成する方法について解説する。 ロウソク・グラフは、始値、高値、安値、終値といった情報を表すためのグラフで、よく株価の変動を表すために利用される。投資などに興味がある方にとっては、折れ線グラフや円グラフと同様に、ごく見慣れたグラフの1つであるだろう。次の画面は、ロウソク・グラフの実行例だ。 それではさっそく、具体的な手順を見ていくことにしよう。なお、本稿のサンプルを動作させるには、先述のTIPSで紹介した手順に従って、チャート・コントロールを利用可能な状態にしておく必要がある。 1 .データベースを用意する