イタリアのファッションブランド「ドルチェ&ガッバーナ」(D&G)が今年11月、中国で起こした大炎上事件。もともとは上海で実施予定のファッションショーに先駆けて公開した動画だった。公式のインスタグラムで、中国人女性とおぼしき人物が、お箸でピザを食べる様子を流した。そこで小炎上。 やめておけばいいのに、D&Gのデザイナーが、インスタグラムのメッセージ機能を使って中国のことを悪く言った。まさか、そのメッセージのやりとりが公開されるとは思わなかっただろう。結果、ショー出演者のボイコット、ショー自体の中止、責任者の謝罪、などが起きた。 イタリアの高級ブランド、プラダも今月、新しくつくった「赤く分厚い唇に黒い肌」のキャラクターが「黒人差別だ」との批判を受け、謝罪や新製品に撤去に追い込まれた。 しかし、これはSNSなどを中心としたネット空間でただちに情報が駆け巡る時代の、ほんの一例にすぎない。日本では言