[ワシントン 5日 ロイター] 米労働省が5日発表した9月の雇用統計は、失業率 が2009年1月以来約4年ぶりの低水準となる7.8%に低下した。オバマ大統領の再 選に追い風となる可能性がある。 8月は8.1%。市場では8.2%へ上昇すると予想されていた。 非農業部門雇用者数は前月比11万4000人増え、市場予想の11万3000人増を 若干上回った。7月、8月の雇用者数は、政府部門の雇用増などを反映して計 8万6000人上方修正された。 また、労働人口がプラスに転じたにもかかわらず、失業率が低下したことは明るい兆候 と受け取られた。労働人口は過去2カ月減少していた。 コモンウェルス・フォーリン・エクスチェンジ(ワシントン)の首席市場アナリスト、 オマー・エジナー氏は「(労働市場への)参加が増えたことで、雇用市場が実質的に幾分 改善していることが示された」と分析した。 家計調査によると、就業者