オバマ米政権が外交政策を通じて、世界で同性愛者ら性的少数者の人権擁護を推進すると“宣言”した。援助の条件にするなどして改善を求めていく。男女や人種の平等、言論の自由度などと同様、各国と付き合う上での物差しにするわけだ。中東、アフリカには、同性愛を違法とする国も少なくなく、摩擦を懸念する声もある。きょうのテーマは「同性愛者の擁護求める」とした。 性的少数者には「レズビアン」、「ゲイ」の同性愛者、「両性愛者」、身体的な性と自身の性認識が異なる「トランスジェンダー」が含まれ、米国ではこれらの頭文字をとって「LGBT」と総称される。バラク・オバマ米大統領(50)は6日、米政府の関連省庁に覚書を出し、外交政策や対外援助を通じて彼らの人権擁護を推進するよう指示した。オバマ政権が「宣言」 この日、ジュネーブの国連欧州本部にある国連人権理事会で、ヒラリー・クリントン米国務長官(64)が「世界人権デー」(1