北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)・朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キムジョンナム)氏が殺害された事件で、マレーシア警察は24日、正男氏の遺体から猛毒の化学剤「VX」の成分が見つかったと発表した。神経に作用し、微量でも体に吸収されると死に至る可能性が高い毒物で、正男氏が毒殺されたことが確実になった。 VXは化学兵器禁止条約で製造、保有、使用が禁止されており、調達には組織的な関与が必要とみられる。正男氏殺害をめぐっては、北朝鮮国籍の男8人が関わった疑いが浮上。この中には在マレーシア北朝鮮大使館の2等書記官も含まれ、北朝鮮の工作機関が犯行を主導したとの見方が強まった。 マレーシア警察は死因特定のため、15日に司法解剖を実施し、遺体から細胞や付着物などを採取。毒物が含まれていないか詳しく調べた結果、正男氏の目の粘膜や顔の表皮からVXの成分が検出されたという。 正男氏は13日午前、クアラル…
SNSの世界的な普及で、人と人とのつながり方が変わった。何を「共有」し、「いいね」と思い、誰を「フォロー」しているか簡単に意見交換できるようになった。 そこには落とし穴もある。知らないうちに個人情報が流出したり、噂話が個人攻撃に変わったりするのだ。アメリカの心理学者が「フェイスブック中毒障害(FAD)」と名付けたような、SNSのせいで社会生活に差し障りが出るケースもある。 最近の調査によると、大学生のフェイスブック中毒はマレーシアに多く、特に女子学生で顕著だ。10年のデータでは、マレーシアはSNS上の平均友人数が世界一。SNS利用者の77%がフェイスブックを使っている。 首都クアラルンプールで先月、FADに関する会議を開いたニバシニー・モハン医師は「ある患者はゲームに熱中するあまり仕事に支障を来した」と指摘する。浮気がばれて離婚に至った夫婦もいるという。 FADは新しい現象で診断が難しく、
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