「あなたが言ってもらいたい言葉」を集めた手のひらサイズの冊子「ほめ言葉のシャワー」が、共感を呼んでいる。 石川県津幡町の水野スウさん(61)が、兵庫県西宮市で暮らす長女でフリー編集者の中西万依(まい)さん(25)とともに編集した。とっておきのひと言を口に出す勇気が生まれてくるかも――。 「生んでくれてありがとう」「人の見てないところで実はがんばってるんだよね」。冊子には、65のほめ言葉が手書きの文字でつづられている。 自宅を25年にわたって「オープンハウス」として開放し、様々な人たちと会話を楽しみ、悩みを共有する活動を続ける水野さん。5年前から母親たちの会合などに招かれるたび、参加者に一つの課題をやってもらう。参加者が書き込んだ「言ってもらいたいほめ言葉」を、かごに入れてかき混ぜてから再び取り出して、隣の人に伝える。 例えば、2006年に長野県伊那市で開かれた不登校の親子の会合。「あなたの