小学生の靴を盗んだとして、広島県警府中署は7日、同県府中市中須町、工員、村上健治容疑者(30)を住居侵入と窃盗の容疑で逮捕した。村上容疑者の自宅アパートから、いずれも小学生くらいの男女の子供の靴約200足、靴下約500足、運動着や下着約100着を押収した。 容疑は、9月7日午前0時40分ごろ、同市内の自営業の男性(69)宅軒下から、孫の小学校高学年の女児の靴1足(500円相当)を盗んだ、とされる。今年5月から市内で、民家の屋外に干していた子供の靴や靴下などが盗まれる事件が頻発。同署は、これまで数回の被害に遭っていたこの男性宅に防犯カメラを設置し、映像から村上容疑者が浮上した。「子供の靴や靴下のにおいをかぐのが好きだった」と供述しているという。 同署によると、村上容疑者は1人暮らしで、メゾネット式自室は1、2階とも部屋中に靴や靴下などが散乱していた。【村本聡】