東京都練馬区が平成24年度から、小中学校など計123の区立施設で、東京電力以外の電気事業者も含めた競争入札で電力を調達することを決め、9日、入札の受け付けを始めた。 経費削減や電力調達方法の多様化を図る狙い。年間約1300万円の経費削減が見込めるとしている。電力購入をめぐり、都内では既に世田谷区が競争入札の実施を公表している。 練馬区によると、対象施設は小中学校93カ所や区民事務所など30カ所。契約期間は4月から1年間で、25年度以降も対象施設の拡大を検討する。 環境への負荷を低減する取り組みを進めるなど、区が定める基準を満たす業者が入札に参加できる。入札は13日午後まで受け付ける。