レトロ感あふれる「懐かし横丁」の店内で、あいさつをして入店した子どもたちが駄菓子を選んでいた=小田原市板橋、水野義則撮影あいさつできない人の入店を断る張り紙=小田原市板橋、水野義則撮影 「ピュン、ピュン」と古めかしい電子音を出すテーブル型ゲーム機や、10円硬貨で遊べる「エレメカ」ゲーム機。流行した1970〜80年代、ゲームセンターだけでなく駄菓子屋にもあった。神奈川県小田原市に、その当時と同様のゲーム機を置く駄菓子屋がある。 神奈川県小田原市。箱根登山鉄道箱根板橋駅から徒歩数分、国道1号沿いの駄菓子屋「懐かし横丁」。子どもたちが「こんにちは」と言いながら次々に訪れ、遊んでいく。全国のゲーム好きが集う「オフ会」の場としても知られる。 入り口付近には「あいさつできない人は入店お断り」などと書かれた紙が何枚も張られている。店長の島野篤一さん(42)の発案だ。無言で店に入る人を見つけると