一番上から時計回りに、何となくかまぼこ、何となく黒豆、何となく昆布巻き、何となく栗きんとん、何となく数の子、何となくレンコン、何となく海老、何となくだし巻。中央にあるのはただの泥とみられる。 家族一同が食卓を囲む幸せな正月の風景が散々なことに――。各家庭それぞれの食材や味つけが魅力のおせち料理。だが昨今では「年に一度のぜいたく」として有名料理店が監修、販売を手がけるおせちを注文する家庭も増えてきた。そんな「取り寄せおせち」をめぐるトラブルが大みそかから元日にわたって相次ぎ、問題となっている。 仙台市に住むAさん(女性・仮名)宅に取り寄せおせちが届いたのは、大みそかの夕方6時。全国的に有名な料亭が監修、1セット3万8千円、インターネットで予約を開始して5分で売り切れた豪華おせちを受け取ったAさんは、開封してすぐ言葉を失った。ボール紙でできた重箱の中に入っていたのは、おかゆのようにドロドロにな
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