2012年11月末、当時の民主党政権は、関係閣僚により構成される「エネルギー・環境会議」において、再生可能エネルギーの普及や節電・省エネルギーの推進などに関する具体策を盛り込んだ「グリーン政策大綱」の骨子を発表した。この「グリーン政策大綱」は、今のところ、「骨子」のままとなっている。 この「グリーン政策大綱」は、2012年7月に閣議決定された「日本再生戦略」と、同年9月のエネルギー・環境会議で決定された「革新的エネルギー・環境戦略」が基になっている。これらの戦略を具体化し、実現するためのロードマップを国民に広く示すために、当時の民主党政権は2012年末までに「グリーン政策大綱」を取りまとめ、これを閣議決定する予定だったが、骨子を公開し、パブリックコメントを募集している段階で中断してしまった。 この「グリーン政策大綱」(骨子)では、基本方針として「原発依存度を減らし、化石燃料依存度を抑制する