平昌冬季五輪のフィギュアスケート男子で金メダルに輝いた羽生結弦選手。 直前の2017年11月に負った右足関節外側靱帯損傷が完治しておらず、「痛み止めを飲まなければジャンプを跳べない状況」というなかの、あの素晴らしい偉業に、感動の嵐が巻き起こりました。 今回の怪我だけでなく、羽生選手と言えば、東日本大震災、中国杯の衝突事故、全日本選手権後の尿膜管遺残症による開腹手術をはじめ、公私にわたる様々な逆境を経験し、しかもすべての経験を成長に変えています。 なぜ、羽生選手は、そんなにメンタルが強いのでしょうか? TV番組のなかで、同じような質問をされたときに、羽生選手は自身のことを、弱いところもある人間だからこそ 「つらいときは、それを認める」(※1) 「怖いけど、それを払拭しようとは思わない」(※2) と述べられています。 実は、逆境に負けない “強い心” というのは、「強いところも弱いところもある