2016 年 2 月は「スタートアップの時代の終わり」という話題がよく取り上げられた月でした。以下にその論考の一部をまとめてみます。 大企業がスタートアップの手法やツールを身に着け始めており、disrupt されにくくなってきている(The Information: The End of Tech Startups)スタートアップを始めるのは安く簡単になったが、スケールするための競争は激しくなっていおり、インターネット業界が成熟するに連れてスタートアップの入り込む余地が少なくなってきている(自動車業界のように)(Ev Williams)ビジネスのスピードが上がっていて、スタートアップ自体が破壊 (disrupt) されるスピードも早くなっている(Marc Andreessen)スマートフォンが全く新しい巨大なマーケットを多く作ったが、ほとんどのマーケットは既に独占され、良き時代は終わった(
「もはや計画は不要になった」 MITメディアラボ・伊藤穰一氏が語る、"インターネット後の世界"と"新しい原理" 革新的なことをしたいなら「ナウイスト」になろう #1/2 マサチューセッツ工科大学(MIT)のメディアラボ所長に日本人として初めて就任し、またNYタイムズ、ソニーなど多くの一流企業で取締役を務めるなど実業家、投資家としての一面も持ち合わせる伊藤穰一氏。そんな氏が考えるイノベーションの新しい原理を、世界各地で起こっている実例とともに紹介しました。(TED2014 より) 素人集団による放射線量公開プロジェクトを成功に導いた、新しい原理 伊藤穰一氏(以下、伊藤):2011年3月10日。私はケンブリッジのMITメディアラボで、学部生やスタッフと、私が次期代表にふさわしいか議論していました。その夜。マグニチュード9の地震が日本の太平洋沖を襲いました。 そのニュースを見た瞬間、私はパニック
世界最大のコンピュータ・ソフトウェア企業であるMicrosoftは、2014年2月5日にビル・ゲイツ氏とスティーブ・バルマー氏に続く3代目のCEOにサティア・ナデラ氏が就任したことを発表しました。ナデラ氏は就任から3カ月でMicrosoftに劇的な変化をもたらしており、そのリストをBusiness Insiderが公開しています。 Nadella Builds New Microsoft In 3 Months - Business Insider http://www.businessinsider.com/nadella-builds-new-microsoft-in-3-months-2014-5 ◆1:Appleとの長きに渡る対立を終結 By Art Jonak ナデラ氏はMicrosoftの開発者・消費者向けのありとあらゆるカンファレンスでAppleのiPhoneやiPadを使っ
2014年02月01日10:56 カテゴリ 身の周りにあるイノベーション 最近、凄いなと感じた身の周りのイノベーション。 セブンイレブンの行政サービス。 時折、手続きで必要となる住民票の写しなど、行政関連の証明書。意外と、取りに行くのが面倒じゃないですか。 これがセブンイレブンのコピー機で簡単に取れるようになった。 これが使ってみたら、画期的だった。 文字にすると画期的な感じがうまく伝わらないのだが、やってみたら分かる。ちょっと面倒で非日常な行政手続が、コンビニエンスストアという日常の中に取り込まれたことは、何とも言えない不思議な感覚で、新しいサービスだとの肌感覚を持つ。区役所 at your fingertips. まだ使える地域や必要な手続(住基カードの取得が必要など)に色々と制約があるが、いずれは全国に拡がり、もっと便利になることは間違いない。行政サービスの効率化、ひいては行政サービ
映像コンテンツのストリーミングといえばNetflix、現在4400万人のユーザー(有料会員)がいる成熟したサービスですが、現在もすごいペースで成長しています。 Netflix、第4四半期決算で大幅増益--加入者数は400万人増 - CNET Japan 利用できる地域は限られますが、日本でもレコメンデーションのコンテストNetflix prizeの開催や、AWSをいち早く活用した企業として知られています。 Netflixは先に紹介したNetfix Prizeでレコメンデーションの性能向上に懸賞金をかけたほど、レコメンデーションがサービスの重要な位置を占めています。 視聴された映画の2/3はレコメンデーション経由らしいです。 Todd Yellin(Vice President of Product Innovation at Netflix)は、「映画をピッタリの人にピッタリのタイミングで
今週のEconomist誌に、RFIDとiPodの記事が出ている。そこからIT業界で新しいビジネスが成功する条件を考えてみよう。RFIDの特徴は、次のようなものだ:最先端の技術を使い、これまで不可能だった新しい機能を実現するNTTや日立など、多くの大企業が参入し、大規模な実証実験が行なわれる数百の企業の参加するコンソーシャムによって標準化が進められる政府が「研究会」や「推進協議会」をつくり、補助金を出す日経新聞が特集を組み、野村総研が「2010年には市場が**兆円になる」と予測するこれは、ITビジネスが失敗するマーフィーの法則である。最初から多くの利害関係者がからむと、コンセンサスの形成にほとんどの時間が費やされ、何も商品が出てこないのだ。同様のケースは、ハイビジョン、INS、VAN、TRON、デジタル放送、電子マネー、WAPなど、枚挙にいとまがない。その逆がiPodだ:要素技術はありふれ
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