■中学生の頃まで親の事を「パパ、ママ」と呼んでいたので高校入学と同時に一気に「おやじ、おふくろ」に変えたらおふくろが笑い過ぎて呼吸困難に成ったので今でもパパ、ママって呼んでる。 ■結局呼び方を変えない内に、ママが死んでしまった。 葬式の日、雨が降ったのでつい「見よ、天も泣いておるわ…」と言ったら弟に「なんでそんなふざけた事を言えるんだよあんたって人は!」とマジギレされた。 因みに弟は小学校の頃から父さん母さんって呼んでる。俺よりずっとマザコンの癖に。 ■先週帰省したら父から思わぬ物を見せられた。子供の頃のホームビデオ。 父から将来の夢を訊かれた小さい頃の俺が「おいしゃさんーー!!みんなのびょうきをかいふくさせるのー!」なんて可愛い事を言っているんだよ。父溜息俺苦笑い。父は「この儘素直に育っていればパパも病気診て貰えたのになあ」と嘆いて見せてくる。返す言葉も無い俺。 ところがビデオの中では当
母方の親族の集まりに行った。集まりと言っても、母方の祖母の団地に集まるだけだ。だいたい部屋はいつも散らかっていて、正月でも散らかっていて、俺の部屋がおおよそ散らかっていることの血統的な原因を辿れば、ここにあるのだと思う。もっとも、祖母は重度の糖尿やパーキンソン病などを患い、今は半分以上寝たきりだ。俺の両親はともに糖尿病だし、父の父もパーキンソン病を長く患った。 正月というと箱根駅伝だ。まだ実家のあるころ、鎌倉の家から母方の祖母のところに行くのに、「いかに駅伝渋滞を避けるか」というのがテーマだった。そして、だいたい親戚が集まると、箱根駅伝を見ていた。父と母の兄が早稲田だったので、自然と早稲田を応援したり、あるいは「だめだこいつは」などとくさしたりするのが恒例だった。俺はさして興味がなかったし、だいたい小学生や中学生のころに、自分が行くかどうかもわからない大学を応援する気にもなれず、なにが面白
だめだだめだーってクサって会社から帰ろうとしてトイレに行ってションベンしながら窓の外を見上げたら月と星がこんなんなってた。笑ってやがる。そしたらなんか途端に馬鹿らしくなって力が抜けた。よくオンナのコが「おいしいもん食べて元気出た」とか「好きな音楽聴いて」とか「テレビ観て笑って」なんつって言ってるのを聞いてて、そんなもんなんの解決になってねえじゃんと思ってたんだけど、昨夜の月を見たらなんかそのキモチの変化がわかった気がした。ほんとかどうかは怪しいもんだけど。 晩飯を食べて風呂に入って会社戻って仕事しようと思ったんだけど先のことが気になってぼんやり考え事をしてた。あー、なんか・・・と思ってずっと前に買ったきりになってたリリー・フランキーの本を棚から引っ張り出してきて読んだ。あの人は才能あるなと思った。なんつうかグズグズになってる思考の澱みみたいなものをカッコ悪く見せるのが上手いというかそういう
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く