「イングロリアス・バスターズ」鑑賞。 タランティーノの映画を見終わると普段の映画鑑賞では滅多に味わえない充足感をもって劇場を出る事になる。単に「おもしろかった!」だけで終わらない。しばらくはその映画の事を思い出してニヤニヤさせられるような特別な満足感。「あぁ、オレはこういう出会いを求めて映画館に来ているんだな。」とか「あぁ、アイツとアイツ殺して死のうと思ってたけどまだ生きててよかったな。」と、幸せを噛み締めるのである。 そのQTの新作であるから、何があっても見たいと思っていたのだが、とある事情*1で大変に忙しく、休日もフル回転なのであった。が、他の(サム・ライミ以外の)誰かならともかく、QTの新作を上映しているのに見れてないなどという事態はボクにとっての最恐の責め苦なので、またもや仕事を中断して見てきました。 もはやグゥの音も出ぬとはこのことだ。 タランティーノというと代名詞的に取り沙汰さ
『イングロリアス・バスターズ』鑑賞。美女ブログとしては「↑この左のおじさんの三人娘についてもうちょっと説明してよ」と言いたいわけですが、それはさておき、毎度ながら映画ネタ、引用、ギャグ満載。「アントニオ・マルゲリーティー!」とか言いながら自分でゲラゲラ笑ってんだろうなーってところがもう他人事じゃないというか、タランティーノ作品を観るたびその明け透けさに羨ましくなっちゃう。町山さんが言ってたことで、シャマランの『ヴィレッジ』はロジャー・コーマンの『恐怖の獣人』のパクリなのにシャマラン本人にそのことを言ったら「そんなの知らないよ」とトボけたりしてすごくいけすかない。その点、タランティーノはパクリも何も全部すんなり認めちゃうから気持ちが良いんだよねって話があったと思うんですけど、そういうとこも含めてシャマラン嫌いじゃないですよ僕は。『サイン』って作品では石原良純が宇宙人をバットでガッツリいくとい
イングロリアス・バスターズ オリジナル・サウンドトラックposted with amazlet at 09.11.24サントラ デヴィッド・ボウイ ビリー・プレストン ツァラー・レアンダー サマンサ・シェルトン リリアン・ハーヴェイ ウィリー・フリッチュ ワーナーミュージック・ジャパン (2009-11-11) 売り上げランキング: 1664 Amazon.co.jp で詳細を見る タランティーノの新作を観てきました。楽しみにしていたんですが、期待と予想をはるかに上回る傑作ではないでしょうか。以前、蓮實重彦が「『デス・プルーフ』を見たときは、立ち上がって拍手をしたくなった」と語っていましたが『イングロリアス・バスターズ』もそんな感じ。息を飲む緊張感と崩れ落ちたくなる爆笑に襲われ、大満足で劇場を後にしました。最高! 爽快! 観た後に風邪が治りました!(マジで) ラブレーを直前に読み終えていた
四ッ谷駅のポスターを眺めて、どうしようかなと思ってそのまま帰宅したのが昨日。夜になったら、巡回先のブログやTwitterで皆さん語ること語ること。いても立ってもいられずその場でオンライン予約をしてしまった。デス・プルーフを観ていないし、キル・ビルも確か2はDVDだった。タランティーノの映画を劇場で観るのはずいぶんひさしぶりなんだなあ。 舞台は、第三帝国支配下のパリ。ゲッベルスは、ヒトラーをはじめとするナチ幹部を一同に集めてプロパガンダ映画のプレミア上映を行うことを計画している。それに乗じて連合国軍のナチス殲滅部隊「イングロリアス・バスターズ」と、ナチスに家族を殺されたユダヤ系フランス人女性はおのおのに、ナチ首脳陣皆殺しを目論む。 タランティーノによる歴史改変もの、といえなくもない。でも歴史や政治的なところに力点は置かれていなくて、とても不謹慎な映画かもしれないけども、とても楽しく観ることが
監督:クエンティン・タランティーノ ナチス占領下のフランスを舞台にした、連合軍の極秘部隊「イングロリアス・バスターズ」とナチス+αの対決物語。 面白かったです。ただ、人に勧めようとはあまり思わないし、ほんと娯楽作なんだけど、これが日本でヒットするのかは微妙だなあーとも思った。勧善懲悪とかないし、残酷だし。ただ、個人的にはこのフラットな感じが気に入りました。 とにかくどこにも感情移入する隙とかなく、「で、どうなるの?」っていう駆け引きが面白い映画だったと思います。フランス人として暮らしてるけど実はユダヤ人の女の子と、その子に言い寄るドイツ人兵士のやりとりに散々イライラしたのも、そうなるかーって感じだったしな。 見所はやっぱり、「ユダヤ・ハンター」の異名をとるランダ大佐を演じたクリストフ・ヴァルツだと思います。 この人。 ドイツ占領下のフランスってことで、フランス語ドイツ語英語が入り混じり、そ
ユニクロの朝6時には根性がなくて行けず、9:50からの「イングロリアス・バスターズ」観た。 なんかもうひとつだったなー。食い足りない。 こうしてみんなが褒める映画にもうひとつノレない場合、いつも困る。どこかさみしい。 あそこでどうして「キャット・ピープル」なのか由来を知りたい。 おれが好きなタランティーノは「ジャッキー・ブラウン」であり、「キル・ビル」の後半からラストであって、それはつまりはちゃんとドラマがあるってことで、「デス・プルーフ」はそういうのがないのがまったくないのでそれはそれでよかったけど、でも「イングロリアス・バスターズ」はドラマがあるようで実はなく、登場人物は単にコマでしかなくて、せっかくに出てくる女性がいつものタランティーノらしく持ちあげもせず、ちゃんと生きているのだけれど、でもなんだかウスッペライ。演技と演出、そしてセリフは他の追随を許さないレベルだのにキャラ自体がとっ
はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました 以下のエントリの通り、今年末を目処にはてなグループを終了予定である旨をお知らせしておりました。 2019年末を目処に、はてなグループの提供を終了する予定です - はてなグループ日記 このたび、正式に終了日を決定いたしましたので、以下の通りご確認ください。 終了日: 2020年1月31日(金) エクスポート希望申請期限:2020年1月31日(金) 終了日以降は、はてなグループの閲覧および投稿は行えません。日記のエクスポートが必要な方は以下の記事にしたがって手続きをしてください。 はてなグループに投稿された日記データのエクスポートについて - はてなグループ日記 ご利用のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 2020-06-25 追記 はてなグループ日記のエクスポートデータは2020年2月28
タランティーノの新作を見てきました。 映画は全部で5つのパートに分かれていて、それぞれが章立てになっているおなじみのスタイルなのですが、ヒロインのユダヤ人・ショシャナを見舞う悲劇をセルジオ・レオーネ風の重厚なタッチで描く第1章「その昔…ナチ占領下のフランスで」では、“ユダヤ・ハンター”の異名を持つドイツ軍将校ランダ大佐が一見穏やかな物腰を保ちつつ、ユダヤ人一家を匿う農夫を言葉巧みに追い込んで隠れ場所を自白させます。続く第2章「名誉なき野郎ども」では、ユダヤ人特殊部隊“イングロリアス・バスターズ”の活躍(とそれに激怒するヒトラー)が描かれますが、ブラッド・ピット扮する隊長のアルド中尉は捕虜にしたドイツ兵に仲間の居場所を尋ね、答えを拒否すると部下のイーライ・ロス(登場シーンで噴き出しそうになった)に愛用のバットでがっつり撲殺させます。 ランダ大佐とアルド中尉、このふたりの軍人がそれぞれ敵に裏切
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