思うにamazonの商品のローソン受取ってやつは便利だが、ローソンに行くといらんもんを買ってしまう罠が我々(そう、俺とお前だ)を待ち受けている。寒い。風が。気温が。寒い。つまり。人肌恋しい。誰だって寂しい。そんな夜に俺に寄り添うのが中華まんだろう。そしてキン肉まん。ローソンにはキン肉まんという商品が売ってある。このネーミング!肉まんは110円。キン肉まんは150円。つまり高級な肉まんってことだ。その店員は若い女の子だった。ちょっとぽっちゃりした茶髪の(おそらく)女子高生だ。俺はレイコと命名した。レイコ、お前はどこにいる。ローソンにいる。お前は何をしている。俺がキン肉まんをくれと言えば、お前はキン肉まんを渡すのか。そうだ。それが、お前だ。レイコ。うぉん。お前の仕事は、つまり、そういうことだ。「き、き、き、き、き、キン肉まん、いっちょう!」「…はい」いっちょうと惜しげもなく声をあげた俺も俺だが