11月23日、ローマ法王フランシスコが来日を果たした。ローマ法王の来日は前回のヨハネ=パウロ2世以来、実に38年ぶり。滞在中は長崎や広島を訪問し、天皇陛下や安倍首相とも面会する予定で、最終日の26日まで綿密な予定が組まれている。とはいえ、ローマ法王は日本人にとってはあまり馴染みのない存在。そもそもどのような役割を担っているのか、疑問に思う人も多いのではないだろうか。そこで、比較文化史家の竹下節子氏による『ローマ法王』(角川ソフィア文庫)より、序章「ローマ法王とはだれか」の一部を抜粋してお送りする。 ◆◆◆ 全世界に億単位の信者を有し、1人の首長を戴く教派としては世界最大を誇るローマ・カトリックの首長であるローマ法王は、生き神のように絶対の正義、絶対の真理を擁していると見なされているのだろうか。答えは否である。それどころか、(1998年当時)法王の座について20年以上になろうとしていた法王ヨ
バチカン(ローマ教皇庁)は13日、ローマ教皇フランシスコが11月23日から26日の日程で東京、広島、長崎を訪問することを正式に発表した。教皇の来日は、1981年2月の故ヨハネ・パウロ2世以来38年ぶり。 教皇は、1984年の故ヨハネ・パウロ2世以来35年ぶりとなるタイ訪問を20日から23日の日程で終えた後、23日にタイから東京に到着する。被爆地の広島と長崎を訪れた後、26日に離日する予定。日程の詳細は現時点で発表されていない。日本政府によると、教皇は滞在中、天皇と会見するほか、安倍晋三首相と会談する。 関連記事:教皇フランシスコ来日、長崎ビッグNと東京ドームでミサ 特設サイトで参加受け付け
ローマ教皇フランシスコが最近、バチカン(ローマ教皇庁)の当局者らに、増大する財政赤字を削減するため早急な対策を取るよう命じた。バチカンの昨年の財政赤字は約7千万ユーロ(約81億円)に上り、前年から倍増している。米ウォール・ストリート・ジャーナル紙(英語)などが3日、伝えた。 バチカンの昨年の財政赤字約7千万ユーロ(約81億円)は、昨年の予算約3億ユーロ(355億円)の2割強。複数のバチカン高官が同紙に語ったところによると、非効率な運営が続いていることや投資収益の減少が主な原因だという。 米フォックス・ビジネス(英語)によると、教皇はバチカン財務評議会議長のラインハルト・マルクス枢機卿に宛てた書簡で、「教皇庁の財政的な将来を守るため必要と考えられるあらゆる対策を調査し、それらが迅速かつ確実に実行されるよう求める」と要求。またバチカンの各部局の代表者らに「状況の深刻さ」を伝えるよう求めた。 教
歓喜に沸く群衆のなかを、オープンカー型の教皇専用車で通り抜ける。サンピエトロ広場で行われる水曜恒例の一般謁見で。(Photo by Dave Yoder / National Geographic) 「すぐにでも変革を起こしたい」。 2013年5月下旬のある朝、教皇フランシスコは友人たちにこう話した。南米アルゼンチン出身の無名のホルヘ・マリオ・ベルゴリオ枢機卿がバチカンのコンクラーベ(教皇選挙)で教皇に選出され、新教皇フランシスコとなり一躍時の人になってから2カ月ほどが過ぎた日のことだ。 バチカンの城壁内にある教皇の質素な居所「聖マルタの家」のリビングで、教皇は「これからが大変だ」と旧友たちに打ち明けた。宗教事業協会(通称・バチカン銀行)の金融不祥事、教皇庁を堕落させている欲深な官僚たち、バチカン上層部の児童性的虐待事件などが次々と明るみに出る事態……。
ローマ法王のフランシスコ法王は、巨大な犯罪組織のマフィアの拠点となっているイタリア南部を訪れ、法王として初めてマフィアに対し「破門にする」と述べ、厳しく非難しました。 フランシスコ法王は21日、イタリア南部カラブリア州のピアナ・ディ・シバリを訪れ、10万人以上の信者が集まるなか、屋外でミサを行いました。 このなかでフランシスコ法王は、イタリア最大のマフィアの一つで、この地方を拠点に活動する犯罪組織「ヌドランゲタ」に言及し、「彼らは悪魔を崇拝し、公共の利益を軽視している。このような悪魔とは戦わなくてはならない」と述べました。 そのうえで「マフィアのような悪魔の道にいるものたちは破門にする」と述べ、法王として初めてマフィアに対し「破門」ということばを用いて厳しく非難しました。 フランシスコ法王はことし3月、マフィアによる犯罪の犠牲者の遺族と面会した際にも、マフィアに対し悪事をやめるよう呼びかけ
(CNN) ローマ法王フランシスコがこのほどローマ郊外の教会で信者を前に、自分はかつて出身国のアルゼンチンでナイトクラブの用心棒をしていたと告白した。 フランシスコ法王は用心棒のほかにも、床の清掃や化学研究所での実験に携わっていたこともあると打ち明けた。作家のクリストファー・ロウニー氏によると、アルゼンチンの枢機卿だった当時は午前5時半に起床して神父たちの衣類の洗濯をしていたという。 用心棒だった過去については多くを語らなかったものの、文学や心理学を教えていたことが、教会に来る信者を増やした経緯などについて語ったとカトリック系メディアは伝えている。 フランシスコ法王は先に、教会改革を呼びかけた「福音の喜び」の中で、「閉じこもって安全にしがみつく不健康な教会よりも、街に出て打たれ、傷つき汚れた教会の方がいい」と訴えていた。
7日、バチカンで、笑みで群衆に応えるローマ・カトリック教会のフランシスコ法王=AFP時事バチカンで7日、イエズス会系の学校の生徒たちに囲まれるローマ・カトリック教会のフランシスコ法王=ロイター 【ローマ=石田博士】「法王にはなりたくなかった」。ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王は7日、自らが属するイエズス会系の学校の生徒たちとの交流行事で、思わず本音を漏らした。 交流行事はバチカンであり、法王はスピーチの原稿を用意していたが、「5ページもあって、ちょっと退屈なんです。ぐっと縮めましょう」と、もっぱら質疑応答に時間を割いた。 「法王になりたかったですか」という質問に、法王は「私はなりたくなかった」と打ち明けた。同時に「なりたがる人を、神は祝福しないんです」とも話し、法王に選ばれたコンクラーベでのやりとりを示唆した。 法王宮殿ではなくバチカン内の質素な宿泊施設で暮らしていることに
Pope Benedict XVI appeared at his final weekly general audience today at St. Peter’s Square in front of an estimated 150,000 people recalling moments of "joy and light’’ as well as difficulty during his eight years as pontiff. Benedict, 85, said he decided to retire after realizing he didn’t have the "strength of mind or body" to carry on. Benedict meets tomorrow with cardinals for a final
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