マルウェア入りの海賊版Windows 7をばらまいている攻撃者が、ボットネット構築を活発に進めている。 セキュリティ企業Damballaの研究者によると、攻撃者は海賊版Windows 7にトロイの木馬を隠して、BitTorrentサイトで配布し始めたという。同社は、5月10日にボットネットの制御サーバを停止したが、それまでに感染率は1時間当たり522人に跳ね上がっていたと報告している。 「4月24日に海賊版が出回りだしてから、われわれが制御サーバを停止させるまで、このボットネットは2万7000件以上の感染を引き起こしたとみられる」とDamballaのエンジニアリング担当副社長トリップ・コックス氏は語る。 海賊版を使って感染を広める手口は新しいものではない。例えば2008年には、iWork 09やMac版Adobe Photoshop CS4の海賊版を利用してMacボットネットを構築しようと