この画像を大きなサイズで見る コウイカは、素早く身体の色を変え、油断して近づいてきた獲物をロケットミサイルレベルの触手鉄砲を発射して捕食したり、あるいはメスに変装してライバルの目を欺いたりと、高度な能力者として知られているが、そんな彼らにも悩みがあった。それは、彼らの天敵であるサメやエイなどの捕食者は、視覚以外にも獲物から生じる生体電場を感知できるということだ。 米ジョージアサザン大学のクリスティン・ベドア博士が行った最新の研究によれば、コウイカたちはこの問題に対する解決策を用意していたらしい。すなわち、自身が発する生体電場を”フリーズ”させて、敵が去るのを待つのだ。 あらゆる動物が持つ生体波をコントロールするコウイカ 人間を含め、生きているあらゆる動物たちは生体電流が流れており、ただそこに存在するだけで自然に電場を生じさせている。よって、筋肉細胞間で送信されている電気シグナルを計測するこ