どうすれば愛しあえるの 幸せな性愛のヒント (ワニの本) 作者:宮台真司,二村ヒトシベストセラーズAmazon <法内>の言葉と日常、<法外>の身体(性愛)と祝祭 『どうすれば愛しあえるの』(宮台真司x二村ヒトシ)を読んだ。この本でひたすら繰り返し語られること。それは<性愛>は<法外>に位置するものであり、<法内>の<社会>の論理とは絶対に折り合わない存在であるということだ。 ・法内の存在 - 社会/日常/ケ/言葉/交換/損得勘定 ・法外の存在 - 世界/祝祭/ハレ/身体(性愛)/贈与/愛(情熱) 宮台真司によれば人間はそもそも法外の存在であり、私たちがいま生活する法に照らされた社会というものは、大規模定住生活がはじまった約3000年前、ダンバー数(約150人)を超えた人間を統治するために法が発明されて以来の歴史しかないものだという。法を可能にした言葉の発明が5万年前。人類の誕生が50万年