シャープの情報端末「ガラパゴス」 シャープは電子書籍用の情報端末「GALAPAGOS(ガラパゴス)」を、インドで電子教科書の閲覧用端末として実用化する方針を固めた。2011年に現地の大学の授業で実証実験し、12年度中にも実用化にこぎ着ける考えだ。中学や高校など中等教育機関にも広げるほか、将来的にはアフリカでの展開も視野に入れ、海外展開を本格化させる。 ガラパゴスはタッチパネル式の液晶画面で、大きさは10.8インチと5.5インチの2機種。専用サイトから電子書籍を配信し、来春には映画や音楽、ゲームも追加する。新興国で電子教科書として活用する方針は発売前に表明していたが、具体化するのは初めて。 シャープの提案などをもとに来年1月、総務省とインド南部のインド工科大ハイデラバード校(アンドラプラデシュ州)が共同で、電子教科書を配信する実証実験を始める。シャープは実験を通し、教科書として活用した
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カテゴリ 小中学生に電子教科書はいらない 「全ての小中学生がデジタル教科書・教材を持つ環境を整える」 http://ditt.jp/about/activity 電子化すべきなのは、小中(高)の検定教科書ではなく、大学生の教科書(すなわち学術書)である。しかし、日本の大学教育には、教科書以前の問題がある。 最初に成功したのは、携帯用電子辞書である。語学辞典や百科事典のように、重く、持ち歩くことができない書籍については、電子化の要求は非常に強く、90年代から商品化が行われてきた。その結果、5インチ程度の液晶画面を備えた電子ブックが、確固とした市場を形成している。 学術分野では、発表される論文の数が年々幾何級数的に増加し、大学図書館ですら、主要な論文誌を紙媒体で備えることが困難になった。現在、論文誌は、Webコンテンツ形式での出版が主流となっている。施設ごとに課金したり、個人に対してはa
旧聞に属する話で恐縮ですが、先月、「デジタル教科書教材協議会」という組織が発足しました。すべての小中学生がデジタル教科書(ITを活用した電子教材)を持つ環境の実現を目指しているようですが、どうも違和感を覚えざるを得ません。そこで、今週はこの問題について考えてみたいと思います。 米国企業主導でいいのか? もちろん、この協議会が掲げる目標を否定する気はありません。デジタル教科書ならば、紙の教科書よりも内容が豊富かつリアルになり、学習意欲の向上にもつながるでしょう。 しかし、今のままではいくつかの問題点があると言わざるを得ません。最大の問題は、日本のデジタル教科書のことなのに、米国のIT企業ばかりが前面に出て来ていることです。 この協議会には、会員として日本の主立った出版社やIT企業、ネット企業なども参加しています。その意味で、形式的には内外無差別、日本企業についてはオールジャパン的な体制になっ
『ブックビジネス2.0』が発売されましたね! ブックビジネス2.0 - ウェブ時代の新しい本の生態系 作者: 岡本真,仲俣暁生,津田大介,橋本大也,長尾真,野口祐子,渡辺智暁,金正勲出版社/メーカー: 実業之日本社発売日: 2010/07/16メディア: 単行本購入: 21人 クリック: 562回この商品を含むブログ (53件) を見る 自分も遅ればせながら本日、購入してきました(まだ読んでいません(汗))。 この本に限らず何かと電子書籍・電子図書館が話題になることが最近多いですが、今月の三田図書館・情報学会の月例会も角川書店の新名さん、『出版流通合理化構想の検証』等の著書でも知られる湯浅先生のお二人を招いての、電子書籍関連のテーマについての会でした。 演題:再編される出版コンテンツ市場と図書館の役割 概要: 新しい電子書籍リーダーの発売が多くの関心を集めています。また,文芸書の新刊が電子
絶版となった本を手に入れたいけれど、図書館へ行っても、古本屋に行っても見つからない――そんな経験をした人も多いのではないでしょうか?8月にオープン予定のオンライン書店「絶版堂」では、そんな絶版書籍を電子化して販売するサービスが開始されます。 ▽ http://zeppan.org/ 絶版堂が8月から開始するのは、著者や著書の権利を持つ人に委託された絶版書籍を、PDF形式にデジタル化し、販売するというサービス。絶版された本は手に入れることが難しいため、このような状況を改善させるために、と絶版堂を立ち上げたそうです。現在は著者か著書の権利を持っている人の依頼にのみ対応。売り上げの65%が依頼者に配分されるほか、依頼者に対して絶版堂を紹介した人にも売り上げの10%が配分されるとのことです。販売価格は依頼者の希望によって決められますが、特に指定がなければ出版当時と同じ値段で販売されます。 はてなブ
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