http://d.hatena.ne.jp/Arisan/20061215/p1僕はこのエントリを見ていていろいろと思い出した。僕は一時期魯迅論を書こうとしていた。今でも魯迅論は書きたいな、と思いつつもなかなかできずに困っている。魯迅の『阿Q正伝』にはさまざまな書き込みが行われていた。そして、たぶん重要なのは、Arisan氏が引用している「ノラは家出してからどうなったか」という文章である。しかし、ものの道理から考えてみますれば、ノラは実際にふたつの道しかなかった。堕落するか、そうでなければ家に帰る、それより仕方がなかったかもしれないのであります。と申しますのは、かりに一羽の小鳥がいる。籠のなかでは、むろん、不自由である。だが、ひとたび籠から外へ出ると、そこにはまだ鷹やら、猫やら、そのほか、さまざまなものがおりまして、籠で育って羽の力も抜けているし、飛ぶことも忘れているとすれば、何とも行くべ