収集されたデータに基づいた推論、見解、いわゆる「AI」と総称される確率、統計的処理は、今や至る所で動作している。典型的な事例が、コンテンツの選定と提案だ。 ユーザーの行動、志向(あるいは嗜好)に基づく推論の結果として、webブラウザや検索アプリを起動すれば、ニュースや雑誌のコンテンツが列記される。スマートフォンは、ユーザーの意図に関わらず、そのようなコンテンツを一方的に通知してくることもある。 この推論が的を射たものであれば、当意即妙、気が利くものとして自然に受け入れられるのであろうが、とてもそのようなレベルには達していないのが現実だ。婉曲に言えば、実用レベルには達しているのだろうが、実用レベルに機能することを妨げる何らかの事情が働いているのだろう。しかし率直な印象としては、それはユーザーに対する嫌がらせ、迷惑以外の何ものでもない。 ここ数日、気に障るのがGoogleアプリの通知だ。芸能ゴ
