JR東日本が、高輪ゲートウェイ駅(東京都港区)西側で、強みを生かした独自の不動産事業を進めている。旧国鉄から引き継いだ駅から近い土地を大規模に開発。交通系IC「Suica(スイカ)」の顧客の利用データを活用し、住民や来訪者のサービスにつなげる未来型の街づくりだ。JR東が単独で初めて手がける複合再開発で、東京の新名所となるか注目されている。 改札をくぐれば「高輪ゲートウェイシティ」は、南北1・6キロメートルにわたる線路沿いの敷地を開発。高層ビル4棟、コンサートホールなどを備えた低層棟の文化施設を建設し、広場も整備する。高層ビルにはオフィスや高級ホテル、商業施設、マンションが入居する。 事業費は約6000億円。駅の乗客数は、オフィスで働く2万人を含めて、1日当たり13万人以上を見込む。恵比寿駅と同等の規模だ。 他にない特徴は、街と利用者のスイカのデータの連携ができることだ。現在、さまざまなサー
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