自殺する若者が増加傾向にあるなか、自殺防止の対策を考える意見交換会が東京・渋谷区で開かれ、参加したNPO法人からは命を絶つ前にSOSを発信する若者が少ない現状などが報告されました。 この意見交換会は10代と20代の女性の自殺防止などに取り組む東京のNPO法人「BONDプロジェクト」が開いていて、23日夜は若者や教育関係者などおよそ50人が集まりました。 若者の自殺を巡っては、内閣府の調査で全国で自殺した大学生や高校生などが、去年初めて1000人を超えるなど増加傾向にあるということです。 このため、自殺防止に取り組むNPO法人の代表2人が対談し、若者が命を絶つ前に「死にたいぐらいつらい」などと、SOSを発信するケースが少ない現状などが報告されました。 そのうえで、2人はつらいときはつらいと声を上げることが許される社会を作っていくことが重要だと訴えました。 「BONDプロジェクト」の橘ジュン代