リスクの高いお産に対応するMFICU=「母体・胎児集中治療室」の診療体制について、専門の医師らの団体が全国調査したところ、医師の数などの要件を満たせず診療報酬の一部を得られない病院が全体の2割近くに上ることがわかりました。 調査した団体は「慢性的な医師不足に加え、病院の収入まで減ると地域の周産期医療の維持が難しくなるおそれがある」としています。 MFICU=「母体・胎児集中治療室」は、切迫早産などリスクの高いお産に24時間対応できるよう各地の病院に設置されていて、専任の医師を確保するなど一定の要件を満たした病院には通常の入院より高い診療報酬が支払われています。 専門の医師でつくる団体は、ことし8月までにMFICUのある地域の拠点となる病院に調査を行い、およそ9割に当たる102施設から回答を得ました。 その結果、要件を満たせず、診療報酬の一部を得られないと答えた病院が全体の2割近くに当たる1