歴史的な賃上げとなる回答が相次ぐ今春闘で、象徴的だったのが過去最高水準となった鉄鋼業界だ。なかでも日本製鉄は、要求を上回る回答を出して、これまで慣例だった大手3社の「横並び」を崩した。物価高以上に、…

ある商社の社員は、こうつぶやきました。 「“鉄くず”が“黄金”のような存在になってしまったんです」 ものづくりの現場に欠かせないスクラップなどの鉄くず。 しかし、まさかの価格高騰で、手に入りにくくなっているというのです。 要因は、私たちの暮らしと切り離せなくなった“あの問題”でした。 (経済部記者 中野陽介) 私が、ものづくりの現場で起きている“異変”に気づいたのは、先月、静岡県内の工作機械メーカーを訪れたときのこと。 世界的な半導体不足の影響について尋ねてみると、意外なことばが返ってきました。 「半導体も不足しているんだけど、今は『鋳物』が手に入らないんですよ…」
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