NHK大河ドラマ「平清盛」の初回放送を「薄汚れた画面」と酷評した兵庫県の井戸敏三知事は23日、今度は瀬戸内海での戦闘シーンについて、「真っ青な海が出てこず、これでは瀬戸内海とは言えない。自然をきちんと映し出してほしい」と注文を付けた。同日の記者会見で質問に答えた。 井戸知事は、8日の初回放送以後、「画面が暗い」などと繰り返し指摘しており、「世論が私と同じ意見となるとNHKも見直すことになるだろうから、そういう動きを期待したい」と述べた。 NHK広報部によると、これまでの放送分の海のロケは広島県呉市で行われたという。井戸知事の批判に、同部は「意見を真摯(しんし)に受け止め、今後も楽しんでもらえるドラマになるようにしたい」としている。