自身の作品を無断でサイトに掲載されたとして、同人作家がサイト「同人あんてな」の共同運営者2人に対し、1000万円の損害賠償を求める訴訟を起こしていたことが分かりました。 訴状によると、被告らは2018年、原告がイベントで頒布した同人誌を無断でサイト上に掲載。原告の公衆送信権を侵害したとのこと。当該サイトでは「PDF&ZIPで2万冊読み放題」などとうたっており、性的描写を含む同人誌を他にも多数掲載。広告収益によって利益を得ているものとみられています。 同人あんてな(モザイク加工は編集部によるもの) 被告の1人はWebサイト制作会社の代表取締役、もう1人は仮想通貨ニュースサイト運営会社の取締役。「同人あんてな」上では運営者は明らかにされておらず、ドメイン登録も香港企業の名前で行われていましたが、原告側が広告代理店を通じて広告費の支払先を照会するなどしたところ、上記2人が実質的な共同運営者である