企業のサーバーに不正アクセスしたとして、京都府警公安課サイバー攻撃特別捜査隊などは20日、不正アクセス禁止法違反の疑いで、大津市の高校1年の男子生徒(16)を書類送検した。府警によると、男子生徒は「将来、アノニマスの作戦に参加するため、ハッキング技術を磨いていた」と容疑を認めている。 府警によると、男子生徒は、短文投稿サイト「ツイッター」や自身のブログなどで、国際的ハッカー集団「アノニマス」のメンバーを自称していた。実際にアノニマスが行った犯行には関与していないが、「アノニマスに興味があった」と供述。自身のハッキングの成果をアノニマスが犯行声明を出す際に利用した情報共有サイトなどに投稿していたという。 書類送検容疑は5月10日、自宅のパソコンから、東京都内の不動産会社が管理運営するサーバーに計44回、「SQLインジェクション」というサイバー攻撃の手法を使って不正にアクセスしたとしている。